山口市
湯田・山口駅エリア
湯田
【要申込】山口市働く婦人の家講座「手作りを楽しむ~ビーズ手芸~」
2025年10月18日(土)、11月8日(土)、12月13日(土)、2026年1月17日(土)
- 体験
- 教室・研修
チケット発売日:12月20日(土)10:00〜
電話予約:083-920-6111
インターネット予約 :https://www.ycam.jp/events/2026/chronograffiti/
チケット料金[全席自由]
前売
一般:3,500円 any 会員 :3,000円 特別割引 / 25歳以下:2,500 円
当日
一般:4,000円 特別割引 / 25歳以下:3,500 円
※未就学児入場不可
※前売り完売の際は、当日券の販売がない場合がございます。
※特別割引:シニア(65歳以上)、障がいを持つ方及び同行の介助者1名が対象
※車イス席は事前にお問い合わせください
作曲家/ミュージシャンの日野浩志郎による新作コンサートピースを発表する公演です。
日野は、実験的なバンドgoat(ゴート)の主宰者として知られ、ミニマルな構造と精緻なリズム操作を基軸にバンド音楽、電子音楽、現代音楽の領域を横断する独自の作家活動を展開してきました。その作品は海外のフェスティバルやレーベルから高い評価を受けており、現在の日本の音楽シーンにおいて比類のない存在感を示すアーティストのひとりです。近年は太鼓芸能集団・鼓童からの委嘱により新作を作曲するなど、活動領域をさらに拡張しています。
本コンサートでは日野がドイツのジャズ・フェスティバルMoers Festivalの委嘱により制作し、同フェスティバルにて発表した安藤巴、谷口かんな、前田剛史の3名のパーカッショニストによるリズムアンサンブルに古舘健によるヴィジュアルエフェクトを導入した『Chronograffiti』を公開します。
聴覚と視覚の両面からミニマリズムを追求したリズムアンサンブル
本作は、2025年に制作された日野の最新作であり、ドイツのMoers Festivalの委託により、6月に世界初演、続いて7月に大阪で上演されました。関西以西では今回が初の上演となります。
タイトルの『Chronograffiti』は、“時間”を意味する「Chrono」と、“落書き”を示す「Graffiti」を組み合わせた造語で、時間と身体の運動が空間に刻む一種の残像や、視覚的な痕跡をイメージさせる言葉です。本作では、奏者の身体動作と時間的なリズム構造が空間の中に“描き出す”知覚的な軌跡をテーマとしています。ステージセットは、ボンゴやタムなどの必要最小限の打楽器のみで構成されており、要素を極度に絞り込んだ環境のなかで、リズムの反復と変容から陶酔的なミニマリズムを生み出すことを目指しています。演奏は、元・鼓童の前田剛史、日本管打楽器コンクール第1位の安藤巴、日野作品に継続的に参加してきた谷口かんなの3名。三者の身体的なリズム操作が絡み合うことで、作品特有の立体的なリズム構造が形づくられます。さらに、古舘健によるヴィジュアルエフェクトが、演奏者の動作や打楽器の局所的な振動をストロボ的な照明効果と連動させ、肉眼では捉えきれない微細なムーブメントを視覚的に浮かび上がらせます。映像機器を用いない、照明のみで成立する独自の視覚表現は、本作の特徴的な要素のひとつです。
本コンサートでは、国内でも最高レベルの音響環境を備えるスタジオAを会場に、演出や舞台装置をさらにアップデートした最新バージョンを公開します。日野がこれまでに追求してきたリズムへのアプローチを新たな段階へと押し広げるとともに、リズムと光だけで構成されるこれまでにない音楽の聴取体験を創出します。
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