かつて炭鉱の街として栄えた宇部。石炭産業の発展により受けた恩恵は過去のものだと捉えられがちですが、鉄道や上水道、公園などの公共インフラや公害問題から端を発した緑化事業、大規模な野外彫刻の公募展「UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)」といった彫刻のあるまちづくりなど、今なおこの街に息づいています。
しかし、宇部からその炭鉱が閉山して久しい現在、宇部にそうした背景があることや石炭や炭鉱のこと自体を知る人も少なくなりつつあります。そこで ”宇部発展の原点は炭鉱にあり” をキャッチコピーに、宇部をよく知り、宇部のことを語る人たちをすなわち ”炭鉱(ヤマ)” の語り部として、10月から12月までの間、3人の講師を本講座にお招きして、さまざまなお話をしていただきます。
第3弾
講座「観光の視点から見た美祢市の炭鉱」
講師/三善 庸平 氏(一般社団法人 美祢市観光協会 プランニングディレクター)
〈内容〉
かつて炭鉱で栄えた美祢市。現在は様々な観光ツアーを通じて炭鉱跡を活用しています。また直近では、当時の炭坑夫が食していた「スコップホルモン」を復活させ、炭鉱のストーリーを背景に美祢市のPRを図っています。以上、観光の視点から皆様の前でお話しさせていただきます。