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なぜ広島市で山口市のイラスト展を開催するのか?(りおたとやまぐち展

りおた

イラストレーター

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山口県のあらゆるカフェでスケッチブック片手にいつも絵を描いています。

大変ご無沙汰しております!

 

春先の案件の連続や展示の連続、

自身の入籍や挙式などで

慌ただしい時間が続きまして

更新がすっかり久しくなってしまいました。

皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

 

僕はというと…やっと少し落ち着いて来て

英気も養えたというかまぁまぁ元気です。笑

そんなこんなで近況報告を

させていただきますと、

 

先日、そごう広島店様よりお声掛けいただき、

山口市とのコラボでの観光プロモーション企画展

「りおたとやまぐち展」をそごう広島店にて

現在開催させていただいております。

「りおたとやまぐち展」

・そごう広島店2階特設会場

・4/23(火)〜5/15(水)

・10:00〜19:30

※最終日は、会場撤収の為17:00まで

 

なぜ、山口市のイラスト展を

山口でやらないの???

こんな素朴な疑問があると思います。

 

 

実は、そごう広島店では

「山口伝統工芸新作展」という

主に萩焼を中心とした工芸品を取り扱う

展示会が度々されております。

 

 

 

 

 

そんなタイミングで山口市は偶然にも

アメリカのニューヨーク・タイムズ紙が発表した「2024年に行くべき52カ所」に選出され、

今TVで全国区でも大きく取り上げられており

注目を集める街です。

 

その流れで僕が以前山口市からのご依頼で

描かせていただいた山口市の各地を描いた

第二次山口市総合計画後期基本計画」

表紙イラストに白羽の矢が立ち、

 

そのイラストを中心とした

観光地を解説するプロモーション型の

イラスト展示をしてみるのはどうか?

というお話をいただいて、

そごう広島店さんのほうから

山口市へ企画を持ち込み、

ゴーサインをいただき

行政と百貨店と1イラストレーターの僕の

三者間でのコラボ企画展が

実現した流れになります。

 

 

※ちなみに山口市役所で

このイラストが出迎えてくれます。

 

 

つまり「りおたとやまぐち展」は、

「山口伝統工芸新作展」の

連携事業となる企画展になります。

 

この流れがあったからこそ、

山口市ではなく広島市発信の企画になった

という一幕はありますが、

よくよく考えるとこの企画って

山口市発信ではなく、

隣県のちょうど観光に行き来しやすい

政令指定都市の広島市だからこそ、

外から山口市の魅力をある程度の期間に渡って

発信できるという利点があって

大きな意義があると思うんです。

 

僕自身、広島市には仕事で通う事が多く

広島駅などを利用する機会が

尋常じゃない回数あるのですが、

山口県の観光看板の数って決して多くは無く

不意に見かけたとしても

角島・元の隅神社・錦帯橋

といったメジャーどこな

観光地の広告看板がほとんど。

 

山口市の観光地の広告看板は

ほとんど無いに等しいといっても

良いような印象すらあります。

 

だからこそ、山口市のプロモーション展示

というのは珍しい例になると同時に

イラストがポップ代わりとなって

そごう広島店を訪れた広島在住の方を

中心とした人達が数多く訪れ、

この展示空間に訪れる客層だけあって

観光したい欲の強い人が多く、

僕が在廊している間にも、

 

「へぇ!山口市ってこんな良い所あったんだ!」

 

「ちょうちん祭り!こんな凄いお祭りあったんだ!」

 

「湯田温泉パーク?完成したら行ってみたいなぁ!」

 

「昔、旅行で行った事あるけど良い所だったなぁ。

 久しぶりに旅行しに行ってみない?」

 

「レノファ山口ってクラブがあるんだ!

 いつかサンフレッチェと

 J1の舞台で対戦するのを見てみたいね!」

 

 

こういった、この展示の開催意義が

全て報われるというか

あまりにも都合良すぎるセリフ過ぎない?

って思えるくらいの嬉しすぎるお言葉が

ご家族連れやカップルの会話から

飛び交って聞こえてきました。

 

僕が山口県育ちであり、

今も山口県在住な身である事もあり、

どうしても本音として全ての興味が

山口県の外に行ってしまいがちで、

 

「ちょっと遠出してみたい。」

「少し遠くの人と交流して刺激をもらいたい。」

 

という気持ちが湧き出してきます。

その心理を突くという形で

機能している展示になっているのではないかな?

と、観光プロモーションとしてこんなにも

人の心が動いて、山口市をポジティブな意味で

知ってもらえるという機会を目の前で

見て触れることが出来ました。

 

ただ、写真と文章があるだけでは

どうしても堅い観光プロモーションに

なってしまいがちだと思うところ、

イラストのポップさがあるからこそ

人の目を惹きつける事ができて、

展示空間に足を運んでもらえて

そこから山口市を知ってもらえるという

好循環が生まれています。

 

 

 

この街は決して

派手では無いかもしれないけれど

住む上で困る事も少なく便利で、

落ち着いてて街としての風情があって、

ちょうど良い規模感な街である魅力、

実は意外と多いちょっとした観光地の数々。

 

特に山口市中心商店街

素敵なカフェが多かったり

「なんでここにこんな良い服あるの?」

って思えるような服屋さんが何軒もあったり、

人情味あふれる個人経営店に

スーパー、八百屋さん、鮮魚店に溢れていたり、

人としての心地良さに溢れた街だと思うんです。

そしてアーティストさんに対して優しい街で

古くは雪舟といった偉大な水墨画家が

庇護されていた街で、ここで数々の名画が

生まれるなど、UターンやIターンで

山口市を拠点にする作家さん、

山口育ちでギャラリーで育ててもらいながら

虎視眈々と大きくなるとチャンスを狙っている

若手作家さんが数多くいらっしゃったりと

アートシーンにも溢れた独特な街です。

 

そんなところに惹かれて僕はこの街に

引っ越して今現在住んでいます。

そんな山口市をイラストを通じて

山口県外の大きく賑わう拠点となる百貨店で

ご紹介させていただく事が出来て

山口人としての幸せを噛み締めています。

 

他のエリアでのお仕事をする機会が増え、

少しずつ山口での案件が減りつつあるのですが、

住んでいる街を褒められるのは

こんなにも嬉しいものなんだなという

むず痒い感情を感じる事で

自分の深層心理にも山口に対する愛があったんだ

という事を改めて感じます。

 

そんなこんなで、山口市に対する想いを

このお知らせの流れで書き綴ってみました。

GWに広島在住の方を始め、

この展示を見るためにわざわざ

山口から立ち寄ってくださった方も

非常に多く、本当に嬉しい限りです!

 

ありがとうございます!

長くなってしまいましたが、

この展示へのご来場、

そしてこの展示をキッカケに興味を持って

山口市へ遊びにお越しくださる事を

心よりお待ちしております!

 

 

こんな展示グッズもちゃっかり

web限定で販売しております。

https://suzuri.jp/riota2gaoe

 

 

【追伸】

そごう広島店の入口となる目印が

紙屋町・基町にぎわいづくり協議会様より

ご依頼いただいた

サンフレッチェ応援ビジュアルと

なっていて、この周辺に沢山

展開されています。

 

りおたイラストで紫色に染まった広島市も

楽しんでいただけたら嬉しいです!

 

 

山口市でもこれくらい展開される

お仕事してみたいなぁ…!(本音

 

イラストレーターりおた