<雪舟庭『秋のライトアップ』今年も開始!!>


山口市の秋を彩る『常栄寺雪舟庭 秋のライトアップ』が今年もついに始まりました!
平成26年から始まり、毎年多くの人が足を運ぶ大人気のライトアップイベントです!!
今年はなんと過去最多のライト数が用意されました!!
例年以上に鮮やかに輝く今年の常栄寺雪舟庭。
一度は目に焼き付けたい光景です。
約500年前、数々の名作を残しながら全国を回った水墨画家の雪舟。
その旅での季節感とリズム感をテーマに、今回のライトアップの世界観が作られました。



さらに今年は新たな試みとして、”音”の演出も。
雪舟をイメージしたという8分間の音楽に合わせて、ライティングも次々と変化します。
光と音の調和は実に素晴らしく、その世界に吸い込まれていくかのような感覚に。
蛍が飛んでいるかのようなライトも新しく設置されました。

澄んだ秋の夜に蛍の光がなんとも幻想的な空間を演出します。
実は、秋の紅葉スポットとしても知られる雪舟庭。

庭園内のもみじはまだ青いままでした。
今年は1ヶ月以上と開催期間も長いので、木々も今からだんだんと色づいていき季節の移ろいも味わえるのではないでしょうか。
また、常栄寺本堂内では徳地和紙の作品の展示も。


今年は新作も展示されているとのこと!
薄暗い本堂の中で、和紙から漏れる優しい灯りが美しく存在感を放ちます。
【イベント詳細】
「秋のライトアップ ~光で描く雪舟の世界~」

期間:2025年10月17日(金)〜11月24日(月祝) 期間中の金・土・日・祝日
時間:18:00〜21:00(最終入場20:30)
特別拝観料:当日券[共通]1,200円
※小学生以下無料
※団体割引20名様以上1割引
オンラインチケット[大人]1,100円[中高生]900円
場所:常栄寺雪舟庭
住所:〒753-0011 山口県山口市宮野下2001−1
駐車場:あり
※駐車場には限りがございますので、公共交通機関をご利用いただくかお車に乗り合わせてご来場ください
主催:一般財団法人 山口観光コンベンション協会 (TEL.083−933−0088)
なんと、今年はライトアップご来場の方には、山口市内の施設で使える700円分のクーポンがもらえます!!
もちろん当日券の方にもオンラインチケットの方にももれなく!!
山口市といえば!な、足湯や山口市グルメに利用できるクーポンなので、ぜひ市内の回遊も忘れずに楽しんでくださいね。
毎週土曜日と11月23日(日)にはキッチンカーもやって来るので、そちらのグルメにもご注目を!
<限定の日本画ワークショップ>
「和をたしなむ夕べ 日本画で雪舟庭を描く」

ライトアップされた雪舟庭を眺めながら日本画を体験できるワークショップが、10月25日(土)と11月15日(土)の二日間限定で開催されます!
なんとこのワークショップ、普段立ち入ることができない「天皇の間」での体験となります!!
非常に貴重なチャンス!!

天皇の間の窓の向こうには、まるで絵画のような美しい庭園が広がります。
雪舟庭の下絵が描かれている和紙を選び、そこに色を塗ってオリジナルの作品を仕上げていきます。


心のままに筆を動かしていく。
それはまさに、『大人の塗り絵』の時間。
今回のワークショップで使用できるのは、すべて本格的な日本画の道具!!
実は日本画の画材は、すべて自然由来のものでできているんです。
筆は動物の毛からできており、顔料には主に天然の鉱物や貝殻などが使われています。

「とってもSDGsなんですよ」と講師の佐伯千尋先生は語ります。
地球にも優しい日本の伝統的な絵画様式なんですね。
『日本画』と聞くと少し馴染みがないと感じるかもしれませんが、初心者の方でも気軽に楽しめる内容です。
逃せないチャンス、ぜひ体験してみてください!!

開催日:10月25日(土)、11月15日(土)
時間:第一部 18:10〜、第二部 19:10〜
料金:2,500円(※別途特別拝観料が必要)
講師:佐伯千尋先生
ワークショップお申し込みはこちらから
<「雪舟回廊 フォトコンテスト」開催中>

同時期に開催されているのがこちらのフォトコンテスト。
雪舟にまつわる場所や風景等※の写真で応募することができます。
(※対象は雪舟回廊協議会の横成市である山口市、防府市、三原市、益田市、井原市、総社市の雪舟関連史跡等)
写真映え間違いなしの雪舟庭ライトアップにもピッタリなコンテスト!
大賞に輝いた方には、なんと20,000円相当の品が用意されていますよ。
⚫︎募集期間 令和7年10月1日(水)〜12月31日(水)
⚫︎応募方法 QRコード(上記画像左下)、URLからメールで送付、または持込、郵送にて作品を応募してください。
〒698-0024島根県益田市駅前町17-1(益田駅前ビルEAGA1階)雪舟回廊協議会事務局宛
詳細は、雪舟回廊の特設ページ(こちら)をご覧ください。
⚫︎主催 雪舟回廊協議会(事務局:益田市観光交流課内) TEL:0856-31-0331
※応募する際には、募集要項を必ずご一読ください
<常栄寺雪舟庭とは>
常栄寺雪舟庭は、室町時代に現在の山口県一帯を治めた守護大名・大内政弘の命を受けて雪舟が作庭したと言われています。
その庭園は、まさに雪舟の水墨画の世界を表したかのように完成度が高く、歴史的にも芸術的にも価値が高いことから国によって史跡・名勝に指定されております。
雪舟庭は、大きな池を中心に、その周囲を回遊して鑑賞できる池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)です。
雪舟庭には趣が異なる三つの視点があると言われています。
【第一の視点】
本堂からの視点。
池までの間には、水を使わずに山や水の景色を表す枯山水庭園の形式が取られ、芝生や石を使って自然の風景が表現されています。
その奥にある山の麓には石を並べて作った連山の景観が配置され、北東には滝を表す石組みも見えます。
本堂からの景色は静かで落ち着いた美しさがあります。
【第二の視点】
西側(本堂から庭園を望んだ際の左手側)からの視点。
この辺りには竹林やもみじが生い茂り、池や滝の石組みが正面によく見えます。
この『龍門之滝』と呼ばれる滝の石組みは、雪舟が中国の言葉「登竜門(とうりゅうもん)」からインスピレーションを受けて作られたそう。
大小の石が実に躍動的に組まれています。
滝のすぐ下には、滝登りに挑戦する鯉に見立てられた鯉魚石(りぎょせき)も。
【第三の視点】
東側(本堂から庭園を望んだ際の右手側)からの視点。
現在は「書院跡」となっているこの辺り。
当時は、池とその向こうに見えた楼閣風二層建物(現在は跡地)を中心とした視点だったと言われています。
近くに東屋「聴松軒」があるので、座って一息つきながらその景観に浸るのもおすすめです。
こちらからの視点だと、池に配置された鶴島や亀嶋、船に見立てられた舟石などがよく見えます。
中国で水墨画の技を磨いたのち、帰国した雪舟が緻密に作り上げた世界。
国道9号線沿からすぐという便利な立地ながら、一歩境内に入ると空気が変わり、静かな美と自然に包まれた別世界が広がっています。
時を超えて受け継がれる雪舟の世界を、ぜひ自分の目で感じてみてください。
開園時間:8:00〜17:00(11月〜3月は16:30閉園)
入場料:大人500円、中高生300円、小学生以下無料
※20名以上の場合 大人450円、中高生270円
※障害者手帳の所持者 大人・中高生250円、付き添いの方1名250円
住所:〒753-0011 山口県山口市宮野下2001−1
TEL:083−922−2272
メール:info@sesshu.jp
地図こちら
