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究極の田舎体験!進化した『重源の郷』リニューアルオープン!

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<『重源の郷』リニューアルオープン!>

山口市徳地にある重源の郷』が、約2年の準備期間を経て、2025年4月24日にリニューアルオープンしました!!

”究極の田舎”をコンセプトに、より多くの人を魅了するスポットへとグレードアップした当テーマパーク。

広大な敷地内には美しい緑がどこまでも続き、今では珍しい茅葺き(かやぶき)屋根の古民家が点在します。

その光景は、まるで日本昔話の世界に迷い込んだかのよう!

また、今回のリニューアルでは、更なる美観化を目指して花木の植栽も改めて行われました。

一年を通して、桜やアジサイ、紅葉、イチョウなど、表情を変えていく光景は重源の郷の見どころの一つです。

入郷料

大人 520円

小・中学生 320円

駐車場すぐ近くにある『歓迎館』が入郷口となってます。

▲土産販売もしている歓迎館

 

<重源とはどんな人物?>

この施設名の由来であり、徳地とも深い関わりがある人物”重源上人(ちょうげんしょうにん)”。

彼は、源平の争乱で焼失した奈良の東大寺を再建する際に、責任者として尽力したと言われる僧侶です。(上人とは、優れた僧への敬称であり称号)

東大寺復興にあたり、良質な材木を確保するために重源上人が訪れたのが、この徳地地域でした。

材木としてこの地から切り出されたのは、なんと長さ約30m、直径1.5mほどの超巨木。

重源上人は、この巨木の搬送のために、川の水を堰(せ)き止めて材木を浮かせて運ぶ仕組みを作り、遠い奈良まで送ることを可能にしたと言われています。

ちなみに、かの有名な東大寺南大門の金剛力士像も重源上人の念願によって作られたもので、その材木もこの地のものだと推定されているそうですよ。

 

<リニューアルポイント!>

◎新設された展望台

高さ約10m!螺旋状の階段を登ると、自然に囲まれた重源の郷がぐるりと見渡せます。

 

◎自然を活かした親水広場

ゆったり広めな階段状で、川へ入りやすい親水広場ができました!

水深も浅いので小さいお子様でも安心です。これからの季節にぴったり。

 

◎整えられた水生植物池

水生植物を眺めながらのびのびと散歩が楽しめる遊歩道が整備され、花しょうぶスイセンが美しく植えられた癒しの空間が新しく生まれました。

5・6月は、花しょうぶが見頃を迎える時期とのことです!

 

◎蕎麦打ち体験茶屋

リニューアル前からも大人気な蕎麦打ち体験。この度工房が新設されました!!

食べるだけでなく、作るところから体験できるのは特別な思い出になることでしょう。

 

◎新しく葺き替えられた茅葺き屋根

間近で見ると、その佇まいに迫力と雰囲気を感じる茅葺き屋根。

今回のリニューアルにあたって、なんと3棟全ての茅が新調されたとのことです。

現代では茅葺き屋根に使用できる質の良い茅も大変希少なものらしく、他では滅多にお目にかかれない”新築”の茅葺き屋根となってます!

 

<体験できる様々な伝統工芸>

茅葺き屋根の古民家は、それぞれいろいろな創作体験ができる工房となっています。

⚫︎紙漉き(かみすき)体験工房『白波(しらなみ)』

徳地手漉き(てすき)和紙作り(1,000円)を体験できます!

和紙についての歴史や材料、製法についての説明も聞けて知識もアップ。

訪れた日は、気軽にできる和紙の折り染め体験(500円)や和紙ランプつくり(1,500円)などもありましたよ。

▲和紙の折り染め体験の様子

▲広げてびっくり!和紙を折って好きな色で染めて、、美しい模様ができてました

 

⚫︎木工体験工房『匠(たくみ)』

自然を感じられる木や竹を使った作品を作るワークショップができます。

今回は風車作り(300円〜800円)を体験しました!

他にも恐竜や昆虫の3Dジグソーパズルの組み立てもありました。

▲好きな色の折り紙を選んで風車のハネにします

 

▲工房内には自由に遊べる木のおもちゃもたくさん

 

▲工房入口前には竹馬や竹の水鉄砲も

 

⚫︎蕎麦打ち体験茶屋

そば粉の状態から生地をつくり、麺状に切る作業まで。蕎麦打ちの工程が体験できます。

麺を細く均一に切る難しさを実感すること間違いなし!

最初から最後まで自らの手で作り上げた蕎麦は、きっと特別な美味しさでしょう。

 

それぞれ工房にいらっしゃる職人スタッフの方が優しく教えてくれるので、安心して参加できますよ!

制作を通して、伝統的な文化を学ぶこともできますね。

子どもたちの興味関心もぐんと広がる機会になるのではないでしょうか。

※スケジュールが決まっている体験や、予約が必要な場合もありますので、ご確認の上参加されてください。

 

<究極の田舎グルメ>

創作体験や自然散策をたっぷり楽しんだ後は、心もお腹も満たしてくれるお食事処『庄屋』さんへ。

太い梁と柱が印象的な館内は、木の持つ温もりがほっこり感を演出します。

中央にある囲炉裏は、まさに古き良き日本の象徴!

世代を問わず会話が弾みそうな空間ですね。

お食事メニューはこちら。

名物のお蕎麦を中心に、デザートメニューがあったり、お子様向けのジュースもあったりと充実しています。

徳地産の自然薯を使うなど食材へのこだわりも!

今回は、釜めしもり蕎麦セットを注文しました。

釜めしの蓋を開けるとふわぁっと香りが広がり、具材もご飯も旨みがしっかりと染み込んでいました。

そしてもり蕎麦も、風味が豊かで、つるんと喉越しもよく本格派な美味しさ!

薬味には海苔、ごま、鰹節、わさびが揃ってい流ので自分好みにアレンジできます。

釜めしともり蕎麦を一緒に味わえて、まさに大満足なメニュー。

 

デザートメニューからは、バウムクーヘン生クリームセットをチョイス。

こちらもしっとりと優しい甘さが口に広がり、食後でもお茶の時間でもぴったりなサイズとなってます。

▲この日はクリームの代わりに胡桃入りのお餅のお菓子付きでした

 

リニューアルに当たって、庄屋の庭も日本庭園のように美しく生まれ変わりました!!

まるでお茶席のような赤い和傘の席が自然の中によく映えます。

 

また、季節料理が楽しめる『かじかの里 美濃吉』も注目すべき田舎グルメスポットです。

野鳥や川魚、山菜などを使った本格的な山家料理が味わえるとのことで、こちらも奥が深い田舎の良さを味わうことができそうです。

 

そして、今秋オープンを予定しているのが、茅葺き屋根が特徴のカフェ『とくぢ浪漫』

こちらでは地元のお米で作られる焼きたてのバウムクーヘンが食べられるとのことです!

ちなみに、バウムクーヘンは重源上人が切り出した木の年輪に見立てられたもの。

今からオープンが待ち遠しいお店です!!

 

<他にも見所盛りだくさん✨>

◎杣入りの道(そまいりのみち)

「杣入り」とは、木材を切り出す山に入ることを言います。

東大寺の再建に材木を確保しに山奥へと足を踏み入れていった重源に思いを馳せつつ、生命力に溢れた植物からエネルギーをもらえるような道となっています。

川のせせらぎや、木漏れ日や、切り株など大自然ならではの発見がたくさん!

6月ごろには、約5,000株のアジサイが山道に沿って一斉に咲き誇ります。

 

◎浮橋神社

「長寿の神社」であり「ぼけ封じの神社」。

後方には御神木の椿の大木『千年椿』があり、なんと樹齢800年以上と言われています!

 

◎徳地文化伝承館

重源上人の功績や徳地地域の郷土資料などを展示した施設。

徳地の和紙や林業や浄瑠璃など、文化についても知識が深まります。

 

リニューアルにより、施設も体験もグルメも進化した『重源の郷』!!

様々な楽しみ方が見出せるので、小さなお子様にとってはのびのび自然と触れ合えるスポットとして、年配の方にとっては”あの頃の日本”に帰る場所として、年齢を問わず満喫できる施設です。

忙しい毎日から少し離れて、温かい懐かしさで癒される。

そんな究極の田舎に、タイムスリップしてみませんか?

 

<スポット情報>

住所 〒747-0235 山口県山口市徳地深谷1137

電話番号 0835−52−1250

営業時間  9:30〜17:00(5月〜10月) 9:30〜16:30(11月〜4月)

駐車場 あり(無料)

休業日 水曜日(祝日の場合は営業、翌日休業)

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インスタグラム @chogen_no_sato